大原敬子(けいこ)公式ホームページ


愛されている幸せ⑨ 線路は続くよ  明治神宮に行ったとき、先生が袈裟の赤、紫、黄色、白などの色の意味を教えてくださった。先生は、よく「見てごらん」と言っていろんな話をしてくださる。そしてその後、まぶしいくらいまっすぐに自分たちを照らしてくれている太陽にお祈りした。今でも、私はよく晴れた日の太陽や夕日を見ると、お願いをする。その日の帰りは代々木の教室まで「線路は続くよ」を歌って帰った。先生は、私たちが「せ~んろはつづく~よ♪」と歌うと、「あれ、それいい歌詞ね。もっと聞かせて」と言ってくれるからすごくうれしくなって、少し得意げに歌って帰った。

カラスミ  高校生のとき、カラスミを食べさせてもらった。すごくおいしくって、みんなで喜んでいると、先生が「いっぱい食べたい?」と言われた。私たちが「いっぱい食べたい」と言うと、次の日2センチぐらいの厚みのカラスミをひとり3つずつ食べさせてもらった。私は、前日にカラスミを床に落としてしまって、食べられなかった分もひとつ多くもらった。先生は講習会のときも、いつも、食べ物の希望を必ず叶えてくれる。

本当のごほうび  いつも授業の最後にひとつ好きなあめをもらえた。それがひとつの楽しみでもあった。あるすごくがんばった日、先生は「とにかくすごい!すごい!」とほめてくださった。誰かが「あめをほしい!」と言ったら、先生は袋入りのあめをいくつももってきて、それをダンボールの中に入れ始めた。そして、そこからつかみとるようにして、全てのあめをみんなに配ってくれた。うれしさと、先生のその勢いにおどろいことがすごく印象に残っている。
 また、先生は頑張ると本当のお願いを叶えてくれる。小さな頃、インスタントラーメンは食べさせてもらえないと思ってた。夏期講習のとき、先生がみんなに「ごほうび、何がほしい?」と聞いた。ある友達が「ラーメン!」というと、先生は本当にインスタントラーメンを作ってお皿に半分ずついれて、食べさせてくれた。

夢は叶う  小学校3年生の講習会で2時間ひとつの問題を考えた。2時間かけても解けなかったけれど、先生はすごく褒めてくださった。そして先生は、「必ず夢は叶うよ」とおっしゃった。