大原敬子(けいこ)公式ホームページ


愛されている幸せ⑤ ホテル研修  先生がホテルに泊まらせてくださったときのこと。今までに3回ある。はじめてのホテル研修はもし、ここがアメリカだったら・・・を考えて生活をすることがテーマだった。限られた食材の中で、料理をつくることから始まった。そして写真の撮り方、外出するときのテーブルセットの仕方、座る位置、荷物を置く場所ひとつひとつ教えてくださった。
 夜になり、私のお散歩に行きたいというお願いを先生が叶えてくださった。夜の永田町を先生と走った。まっすぐな下り坂を止まることなくどんどん走った。私の中では全力疾走だった。横を走っている先生の方をふりむくことは出来なかった。そのときの私はその感覚だけは、はっきりと残っているけれど、先生の心を考えようとはしなかった。自分の心を見ることもなかった。

心の居場所  あるとき、同級生に「なんで妹はあんなに可愛いのに愛は・・・」ときつい言葉を言われたことがあった。いつも威張っている私だけれど、その私が私でいられなくなるような、自信を失いそうなときだった。先生に、今日こんなこと言われたと話すと先生は「愛ちゃんをそんなふうに言うなんて私が許さない。」とすごく怒ったような興奮したように言われた。いつもの感情をコントロールできない私の相談と同じような感覚でいたから、先生の反応はすごくびっくりした。何だかそれだけでもう、強くなれた。
 その後、先生が知恵を教えてくださった。自分からは、話しかけない。何か話しかけてきたら、目をじっと見ることだった。次の日、学校に行くともういつもの自分になれた。新しい環境で忘れかけてた自分の心の居場所を思い出した。心の居場所さえあれば自分を大事に出来るし、優しくなれる。

否定したくなるとき  怒られるということは、「腕にどろがついてるよ」と教えてくれている。自分はどろの世界しか知らないから気付かない。その人が教えてくれなければ自分はずーっとどろの世界にいるということに早く気づかなければいけないと思った。私は、どろはついてないと認めないから先に進めないことがある。いつも、絶対にそうじゃないと思ったときは、そこまで違うと否定する自分は何か考えようと思った。

言葉の奥  言葉の奥にあるものを考えられるようになりたいと強く思った。私は、表面的なことしか、捉えることができない。目に見えるものよりも、目に見えないところに、真実の相手の心を考えるやさしさがあることを学んだ。

二重橋前  1年くらい前、先生と一緒に皇居周辺を散歩した。二重橋を背中にして、あたりを見渡すと、そこに行かなければ分からない気持ち、何ともいえない気持ちになる。いつか、絶対夢は叶う、そんなことも考えた。あの場所は、日本の中心に思えて、そこが日本を、世界をも動かす歯車のように思える。先生との散歩は夜だったけれど、思いっきりばんざいをした。先生も同じような感覚なのかなあと思うとうれしかった。

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