大原敬子(けいこ)公式ホームページ


愛されている幸せ③ 冷静  先生に、「私には何の曲があっているのか教えてほしいです」と質問すると、先生が真剣に考えてくださった。そして、”ロッキーのテーマ”と”運命(ベートーベン)””ピアノ協奏曲(チャイコフスキー)”、”ラデッキー行進曲”を教えてくださった。最初はすごく好きな曲というわけではなかったので、少し不思議な気持ちだった。でも、家に帰ってきいてみると、確かになんだか冷静になれた。昔、先生が耳元で「愛ちゃんには冷静さ。冷静さがあればどんなことも乗り越えられる」とおっしゃってくださったことを思い出した。

ほんのわずかなおまじない  ふとしたとき、先生と手がぶつかった。すると先生は、私の手にポンポンポンと3回やってくださった。それは、何とも言えない、心がほっとするおまじないだった。何の会話もないけれど、それだけで何だか素直な自分になれる。本当に先生が側についてる、そんな気がして嬉しかった。

小瓶のお花  1ヶ月くらい前、大原先生が元気ないような、そんな気がして、お花を持ってきた。小さな小瓶にいけた、ショッキングピンクの6本のガーベラと同じ色のリボンを結んだものだった。でも、永田町の駅まで持ってきたけれど、やっぱりいつも先生にもらうプレゼントを考えると、このプレゼントは自分のなかでどこか違う気がして渡すのをやめてしまった。仕方がないから、そのお花は駅のトイレに飾ってきた、という話を先生にすると、先生は「すごい、感性。」と何度もおっしゃってくださった。
 先生は、私の「その川はどぶ川だったけれど、川の上にかかっている橋にうつっている、亀の甲羅のような模様はキラキラ輝いていた。」という話をずっと覚えてくださっていて、すごい感性とおっしゃってくださる。先生が、すごく褒めてくださるので、私も何だか自分がもっと好きになってしまう。

のどあめ  大原先生の喉がすごく痛そうだったので、ほんのちょっとだったけれど、あめをプレゼントした。先生はそのあめを食べられるとき、必ず私にひとつくれた。何でもないことなんだけれど、何だか心がくすぐったくなるうれしさがある。ただのあめも、特別なあめになる。

目を見る  先生と、目と目を見合わせたまま沈黙の状況に10回くらいなったことがある。先生と目を合わせると、本当の心の奥を見られる気がした。小さな頃は、何分、何時間、続いていたのか分からない、時間間隔がなくなるくらいだった。目を逸らそうとすると、先生は、「目を見る」ただ、それだけ言った。最初は心の中で、小さな反抗をしてみたり、言い訳をしてみたりするけれど、目を見ているうちに、もうその最初の自分の心の抵抗は無駄のような気がした。大学生になると、この状況は簡単に抜け出せないことを経験的に体で知っていたので、自分の中で覚悟をして、目を見ると、時間は短かった気がする。

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